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モモ、いったいどうしたの?

ナジャ作 1991年 フランス

こちらも同じくナジャの作品です。
モモは朝から不機嫌で、誰にでも非常に感じの悪い態度をとります。

目の前に友達がいれば、よけずに踏んでいったり、女の子に嫌がらせをしたり、意味もなくゾウやカバに噛みついたり、ピラニアの夫婦をおどしたり、静かに眠っているフラミンゴに蹴りをいれたり。

友達を踏む ねているフラミンゴに蹴り

散々やりたい放題をした挙句、心配しているみんなのことを「うんざりだ!」と言い放ち、「サラバ!」と一言、メランコリックな顔をして(えらそうに!)無人島に行きます。

ところが一眠りして目を覚ますと、さっきとはうって変わって、すっかりいい気分になっていました。そそくさと島に戻り、上機嫌でみんなに声をかけます。ところがいくら機嫌が良くたって、本人は好意だって、モモのやっていることはやっぱり最低です。 さっき踏んづけた友達が本を読んでいれば、「それ最後どうなるか知ってる?」と大きなお世話なことを言ったり、カバに「君の彼女って、かわいいの?」と下世話なことを聞いたり、女の子に声をかけて無視されたり。

なぜかすっかり上機嫌本人はすっかり上機嫌なのですが......、で最後は内緒。
とにかく、とことん自己満足で性格の悪いところが、いいです。

同じシリーズに、「モモ、しゃしんをとる」(8月か9月に文化出版局より和訳出版予定)と「モモ、おみせをひらく」(モモがお店を開き、噛んだガム50フランで売りつけたりします)があります。
洋書では、「モモ、しゃしんをとる」が一番よく売れていますが、これはフランス語が読めなくても、ストーリーがわかりいやすいためと思われます。内容はこの「いったいどうしたの?」も同じくらい面白いです。 私個人としては、モモのおばかさん加減が、こっちのほうが好きなくらいです。
2001年8月、ついに文化出版局より、日本語翻訳版がでました!ぜひ読んでみてくださいね!私が訳しました。感想待ってます!


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