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「赤い風船」を見てきました。10月7日と14日の二日間だけ、渋谷の映画館で上映されました。結論から言うと、とてもとても、きれいでした。どのシーンをとっても絵葉書のよう。最後の風船に連れられて空に男の子が消えていくシーンは、やっぱり私には、ハッピーエンドというより、悲しいものに感じられました。それから主人公パスカルが、半分は自分のために割られた風船を残して、うれしそうに笑いながら旅立っていくのがなんとなく釈然としない気持ちでした。割れたのもポケットに入れて連れていってあげればいいのに、と思ったのは私だけでしょうか(笑)?
コクトーも大絶賛のこの作品で、ラモリス監督は映像芸術家としての名声を確立するのですが、これから10数年後、映画撮影中に事故で若くしてなくなったそうです。私は以前絵本「赤い風船」の版権について調べていたとき、版権会社の人に「監督が偏屈で誰も連絡がとれなくて、権利交渉ができない」というような話しをきいたことがあります。でも監督はとっくに亡くなってしまっているのだから、この偏屈さんは実は大人になったパスカル少年のことだったのでしょうか?(主人公パスカルはラモリス監督の実の息子さんです)。
それでは、
INTRODUCTION

とてもいい絵本なのに、ほとんど本屋さんに出回っていなくて、和訳もまだ、そんな洋絵本を中心に紹介していきます。
絵本=メルヘンと思われがちですが、ここでは違った切り口で見ていこうと思います。
絵本といえば、かわいらしくて、こどもやお母さん、女の子のものというイメージが強いようですが、それだけではありません。
簡潔で単純な文だからこそ、おはなしを与えられるのではなく、自分の解釈で広げていくことができます。 つくる側にも読む側にも、たくさんの自由があります。
そしてそこに絵が加わります。 文で表しきれないものを絵が助けることができ、またその逆もあります。
ユーモアも大切な要素です。 説教くさかったり、押し付けがましいのはいけません。
出てくる人や動物、出来事に、自分を重ねたり、心の線に触れられたりしながら、力強くまっすぐと心の中に入ってくる、きっとそれはどんな年齢性別の人にも楽しいものでしょう。
画像の横の日本語訳をつけてみました。ご覧になってみて下さい。
ご意見、ご感想、アイデアなどがありましたら、どんどん教えてくださいね。
P.S.ここに掲載されている本は、なかなか本屋さんでは見つけられないと思います。ただ、洋書を扱っている大型書店(丸善、リブロ、三省堂、クレヨンハウス、パルコブックセンター、有隣堂、八重洲ブックセンター等)ならいくつか置いてあるかもしれません。家の近くの小さな本屋さんでも、客注として注文すれば、時間はかかりますが、手に入れることはできると思います。
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